話し合いが続く中、出てきたことが、「いじめを考える日」を作って、その日に全国の学校で上映しようという案です。さらに、いじめを考える日にイベントができれば良いという案も。そのような話の中でいじめを完全に撲滅しようということです。
世の中で報道されているニュース等では、犯罪者を特定し逮捕する事、被害者をケアすることばかりです。いじめについても、いじめがあったかどうか、あったとしたら誰がしたのかと言う犯人探し。そして、いじめにあった子に対しスクールカウンセラーが対応してケアをする。
しかしそれでは根本的な解決。つまり撲滅にはなりません。犯罪そのもの、いじめそのものが無くなれば、犯人探しも加害者のケアも必要ありません。そのために、子供たちに「本当の優しさ・強さ・勇気」について考えてもらう事だと結論付けました。法律や決まりを作って違反したら罰するやり方ではなく、子供たちの心に訴えかけるのです。そのためには子供たち自身で考える事、大人から言われて「いじめをしない」ではなく、子供たちの中から出てくる「いじめはいけない」を大切に育むことだと気づいてきました。続く