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ブログ:OKKをつくった理由

学院長 鈴木正之

 

大井町から教育を考える会(以下OKK)は、おかげさまで設立から20年を超え、2026年3月現在、7塾・27校・2企業が参加する団体となりました。

 

OKKは、学習塾や学校といった垣根を越え、地域の子どもたちのために共に活動していこうという想いで集まった会です。最大の行事は、毎年11月3日に開催している「教育講演会&私立中高相談会」です。生徒の奪い合いではなく、一人ひとりに合った学校を見つけてもらうことを目的とした相談会です。

 

OKKの構想を持ったのは、今から25年ほど前、いぶき学院を設立して間もない頃のことです。当時、大井町地区の区立中学校の評判が良くない時期がありました。そして、それに比例するように私立中学受験をする子どもたちが増えていきました。

 

現在ではこの地域でも中学受験は一般的になりましたが、当時はまだそうではありませんでした。大井町駅周辺には中学受験専門塾はほとんどなく、大手塾もなく、個人塾がわずかに存在する程度でした。

 

当時の私は、「私立中学に魅力を感じたご家庭が進学させるもの」と考えていました。しかし、小学生たちの声を聞くと、「○○中には行きたくない」という言葉が少なくなかったのです。つまり、「区立中に行かせたくない」「区立中に行きたくない」という理由で受験を選ぶ子どもたちがいたということです。

 

実際、中学校では生徒の素行が問題となり、「学校が荒れている」と言われることもありました。地域全体の雰囲気も、決して良いものではなかったと記憶しています。

 

そのとき私が感じたのは、「地域の学習塾の役割は何か」ということでした。学校でどのような状況にあっても、学習塾であれば礼儀やけじめを教えることができる。子どもたちに人としてのあり方を伝えることができる。私は当時から、学習塾の役割は単に勉強を教え、合格実績を上げることではないと考えていました。

 

「どんな子でも、いぶき学院に来ればきちんとさせる。」

 

そういう想いで指導してきました。

 

しかし、一つの塾だけで地域全体を変えることには限界があります。だからこそ、「近隣の学習塾に声をかけ、皆で子どもたちを育て、地域を良くしていこう」と呼びかけたことが、OKKの始まりです。

 

本来であれば経営上はライバルである学習塾同士が、地域のために手を取り合う。これこそがOKKの本質であり、今も変わらぬ目的です。

 

現在は、学習塾に加え学校や企業の参加も増え、以前のような小回りの利く組織ではなくなったかもしれません。しかしその分、できることは確実に広がっています。

 

当時とは、区立中学校や私立中学校を取り巻く状況も大きく変化しました。その中で、私たちはこれからも地域の子どもたちの教育に向き合い、より一層力を尽くしてまいります。

 

鈴木正之ブログ「自分らしく生きる」

 

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