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“なぜ勉強をするのか”

なぜ勉強をするのでしょうか?

志望校に合格したいから

友だちに負けるとくやしいから

親に褒められたいから

他の人に認められたいから

一流の会社に就職したいから

資格を取りたいから

お金をもうけたいから

やるしかないから

 

私は以前「人に感謝し人に感謝されるために」と書いたことがあります。感謝されるのは結果であるので、勉強をするのは「人に感謝できる人間になるため」が適切だと思います。

それは、勉強は知識や思考力を身につけテスト得点を取るためだけのものではないと考えているからです。人はひとりでは生きていけません。多くの人と関わりを持って生きていきます。そして、生きていく上でたくさんの壁にぶつかり、その沢山の問題を解決していかなければなりません。

勉強をするにあたり、目標を決め、計画を立て、学校や家族、友人との関わり持ちながら自分なりに努力をしていきます。いい加減な気持ちでは高い目標は達成できません。自分に与えられた環境(現実)を受け入れて、勉強に取り組むことになります。まず、そのプロセスから、礼儀とけじめ、他人への思いやりと気配りが身についていくのではないかと思います。さらに実際に知識と知恵をつけること、問題を解くことで、今後直面する問題を解決する方法を学ぶ事が出来ると考えます。

先のこと周りのことはお構いなし、とにかく詰め込んで理解していなくても暗記をして点数が取れれば良いという勉強では、何のために勉強しているのかわかりません。たとえ志望校に合格できたとしても、たとえ一流会社に就職できたとしても、それが幸せかどうかは分かりません。

小、中、高生が合格を最終的な目標にしているようでは、本当の幸せをつかむことはできないでしょう。合格と言う通過点の向こうに本当に目指しているモノがあるはずです。

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