サイトアイコン 品川区大井町駅から徒歩3分学習塾いぶき学院中学受験・高校受験・定期テスト対策

人生にゴールインは無い

「ゴールイン(終り)は無い。全てがスタート(始まり)である。」と考えると、後悔が改善点になる、失敗が成功の素になる、後始末より準備をするようになる、時間と労力の無駄が減ります。

過去は変えられません。変えられるのは未来だけですから、いつも前に出られるように生きることが大切です。前に出られるようにするには、今を一生懸命に生きる(良く生きる)ことです。一生懸命に生きると過去に起きた事を受け入れ未来への糧とすることができます。

失敗には2通りあります。成功につながらない失敗と成功につながる失敗です。成功につながらない失敗には学びがありません。学びがないのは行動に対しての気持ちの問題です。気持ちとは、絶対に成し遂げようとしたかどうか、自分なりに精一杯やったかどうかです。学ぶことができると、失敗した時と同じ行動をしません。しかし、又失敗するかもしれませんが、間違いなく成功に近づいていくのです。

問題は失敗した時よりも成功した時(うまくいった時、勝利した時)に起きます。それはゴールしてしまうことによって起きる空虚さです。目標がなくなってしまったため自分の進む方向が分からなくなり、無駄に時間が進んでいくことになります。そのうちに迷路に迷い込んで、最後はどっちを向いても行き止まりという事になることもあります。

例えば受験で合格したケース。そこをゴールと勘違いすることで、遊びやゲーム三昧になったり、勉強をする気がなくなり落第や退学、転校ということにもつながります。

スポーツ界でもゴール設定を誤ると結果を大きく左右することになると思います。例えばオリンピック。オリンピック前は評判が高く、メダルも狙えると期待されたアスリートが、あっさり負けてしまうことがあります。ひょっとしたら、その選手はオリンピックに出場することを最大の目標として頑張ってきたのかもしれません。オリンピックに出場することがゴールになってしまったかもしれません。同様にサッカーのワールドカップでもそのような事があるような気がします。今でこそ常連となったワールドカップですが、昔は出場することが最大の目標であった時代がありました。日本としての目標であり、サッカー選手であれば誰でも夢見る舞台であると思います。そこでの結果(良いプレーができるかどうか、勝てるかどうか)は気持ち(ゴール設定)の問題が大きいと思います。選手の皆さんに対して失礼な事を書いてしまいましたが、インタビューで「最大目標はオリンピックに出場することです」と言っているのを聞くとドキッとしてしまいます。

到達可能なゴールは設定せず、到達不可能なゴールを設定します。つまり、ゴールインできないゴールを設定し、さらにそのゴールへ向かう途中に目標を設定します。目標はあくまでも通過点ですから、歩みが止まることはありません。それは、できるだけ頑張ることと異なります。できるだけ頑張る事には目標が存在しないからです。

志望校合格でゴールインしないように、合格することの目的が何なのかをはっきり意識することが重要です。あなたはなぜ志望校に合格したいのですか。それは何のためですか。その目的は何ですか。

大切なのは合格をした後です。合格がスタートだからです。

モバイルバージョンを終了