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伸びる学習法! その3「過程を大切にする:K君編」

K君が入塾したのは小学校5年生の時。少年野球チームに所属する野球少年で、中学受験をせずに高校受験をするために、週に2回算数と国語の勉強を始めた。いぶき学院の区立中進学コースは学校より少し早く進み、学校で教わらないことも学習する。私立中を受験しないクラスでも学校の補習ではなく、先を見据えた学習をしていく。

K君は最終的に模擬テストで偏差値75オーバー、見たことが無い偏差値をたたき出した。私立高校に数校合格(特待生として)したが、第一志望であった都立日比谷高校に進学した。日比谷高校の受験でも不合格となることは考えられないレベルになっていた。通学する区立中でも、もちろんトップクラスの成績を維持していた。

K君の最大の強みは何かというと、素直できちんとやる事。

①文章題は表や図に問題をまとめてわかりやすくする。

②関数は関数の式や座標を問題のグラフに書き込みわかりやすくする。

③平面図形は問題に書いてある長さや角度を図に丁寧に書きこみ考えやすくする。

④空間図形も問題に書いてある長さや比を書き込み見やすくする。

⑤その上で、補助線を入れたり、立体を平面でとらえ図をわかりやすく書き直したりする。

⑥確率も樹形図をきちんと書き、表を書き丁寧に解いていく。

⑦途中式を誰よりも細かく長く書く。

勉強ができる子が、そこまでやったら誰もかなわない。

その時の10名のクラスは全員偏差値60を超え、平均偏差値も64を超えた。上位校に皆合格していった。それはK君の存在が大きかった。色々な中学校で上位の子たち、その学校では一目置かれている子たちがK君に歯が立たない。自分ができない難問をK君が解いてしまう。学校では友達ができない問題を解いている子たちが塾では他の子が解けている問題を解くことができない。

すると、なんとかK君よりできるようになりたい子たちはK君のまねをし始めた。途中式を飛ばさず書き、問題をわかりやすくするために、まとめたり数値を書き込んだりするようになっていった。「自分よりできる人が、自分より丁寧に書いている」ことに気づいたのだ。その結果、全員の偏差値が上がることになる。

K君は入試時には圧倒的な計算力と問題を把握する力と分析力があった。今でもK君を超える生徒は出てこない。そのK君が残したこと「答えを導く過程を大切にする」を塾生に伝えることで、塾生の学力向上につながっている。

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