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高校受験で志望校を決め方は?どのように判断するのが理想?

1.高校受験の志望校の決め方

 

高校受験は合格する必要があるので慎重に…

高校受験で志望校の決め方はどのようにしたらよいか説明していきたいと思います。どうしても内申点が絡むため志望校(受験校)の決定が中学受験や大学受験よりも遅くなる傾向が強いです。中学3年生時の12月初旬に行われる各中学校の個人面談で最終決定されることもありますし、その個人面談の後で志望校を変更するケースも少なくありません。

さらに高校受験はどこかに必ず受かる必要があるということも大きな要因です。それは中学受験や大学受験とは異なる特徴で、中学は区立中に行けばよいわけですし、大学受験では浪人をすることや専門学校に行くことも選択できるのですが、高校受験ではそれが無いのです。

 

 

中学入学時(品川区では7年生開始時)に志望校を決めておくことは問題有りませんし、いぶき学院の塾生でも最初から行きたい高校を目指して合格した子もおりますのでむしろ良いことかと思います。しかし、高校のことを良くわからない状況で志望校を決めることはできません。

内申点が合否に関係のない私立トップ校を志望する場合は別です。私立トップ校を目指す場合には、なるべく早い時期に志望校を決めて受験勉強に取り掛かることです。その場合、学習塾では中学校での授業よりかなりハイレベルでかなり速いペースで学習を進めます。内容も進度も中学校に合わせず定期試験の対策も行いません。

 

志望校の決め方に合同相談会への参加を!

受験校の最終決定は中3の12月となりますので、中1、中2の間は高校の説明会や行事に参加して色々な高校があることを確認し、将来のことも考えて高校でどんなことをやりたいのか、どんな生活を送りたいのか、その先の進学も含めて考えてみることが重要です。

学校案内やホームページをで、確認することも大切ではありますが、実際に学校へ行って自分の目で確かめて肌で感じることが重要です。しかし、たくさんの学校に行くことは学習の負担にもなり、説明会の日程が重なる事も考えられます。そのようなときにお勧めなのが合同相談会です。多くの高校が1つの会場に集まり、学校の説明をしてくれます。そこで話を聞いて気になる学校に、実際に行ってみるということができます。

学校の口コミは参考程度にとどめることです。どんなに素晴らしい学校でも、低い評価をする人もいますし、他の人に合わなくても自分には合うかもしれません。「百聞は一見に如かず」で自分の目で確かめることがとても大切だと思います。

 

 

高校受験は中学受験とは異なり、志望校を選ぶ時に本人の意思がかなり反映されます。親から見るとまだ頼りない子が将来を夢見て、高校生活を考え選ぶことになりますが、大人(親・中学・塾・高校の先生)のアドバイスや先輩の話などを参考にして自分の意志で決めて受験することは子供たちの成長につながるはずです。

 

 

まとめ・・・中1,2年で志望校をいくつか考えておくことは良いことです。それが目標となり学力や内申点アップにつながるからです。そして、少なくとも中3の夏を過ぎて志望校が全然解らないという状況は、受験勉強にも差し支えますので避けるべきです。内申点が高校受験に関わるとお話ししましたが、1学期の内申点(2期生の中学でも最近7月に仮の内申点を出してくれている)が出た段階(7月から)で、頑張って合格できる高校の説明会や相談会に行き志望校を選んでいくことをお勧めします。勉強は確かに大切ですが、学校選択が疎かになると、「行きたい高校」ではなく「入れる高校」が志望校になってしまいます。他の人が何と言おうとも自分が行きたい高校を見つけたいものです。

 

 

2.なぜ志望校を変更するのか?

 

志望校を決めていた人が、志望校を変更するケースがあります。変更する主な理由は、内申点の変動、学力の変動、学校の魅力です。内申点や学力が変動することで合格が難しくなるケースや、逆のパターンで今まで努力圏の学校が合格圏に入ってくるケースがあります。又、学校説明会に行ってその学校に魅力を感じて変更するケースもあります。いずれにせよ自分に合う学校に行くために、その選択肢を広げるために内申点を上げ、学力をつけること、そして学校を決定するために学校を知ることが大切です。

 

3.志望校を変更する場合の時期について

高校受験で志望校を変更する時期は、下記のようになります。

中3の夏前…学校の内申点が出た段階で変更

中3の夏後…夏休みの学習状況により変更。学校の説明会に行って変更

中3の11月…中学校の進路調査時に変更、模擬テストも何回か受検をして学力から志望校を再検討

中3の12月…最終的な内申点が出るため、それに基づいて変更。従って、複数の志望校を決めておくことをお勧めします。

願書提出後…都立高校は願書取り下げ&再提出の制度がある。倍率を確認して変更。

 

このように志望校を変更する場合は、いくつかの時期があります。上記の時期に検討をしていくことでしっかりと志望校を決めていきましょう。

 

 

4.志望校を変更せずに受験する選択

上記で志望校を変更する時期について説明してきましたが、早い時期から志望校を決めて目標に向かうという判断もあります。変更をしない場合で合格確率が高い場合は、より高い目標、より先の目標を見据えて学習していくことが必要です。また合格確率が低い場合に志望校を受験するには、絶対に合格するという気持ちを強く持ち、受験日から逆算してしっかりと計画を立てて学習することが必要です。どちらの場合でも強い意志を持ち計画をしっかり立て取り組むことが必要です。志望校を変更する場合でもそのプロセスは受験生にとっては必要なことです。

 

 

5.将来を考えた時の判断が必要

受験生の中には泣きながら勉強する子もいます。どうしてそこまでして勉強するだろうと考えると、悔いのない受験をするためにだと思います。悔いのない受験をすることによって、結果はどうあれその結果を受け止めて次に進むことができます。

人は生涯にわたり、頑張って、頑張って生きていきます。その中で、すべてが良い結果になるということはありません。しかし、どんな結果になろうとも、人はその結果を受け入れて前に進むしかありません。試練を乗り越えて前に進むために必要なことは、その過程で精一杯頑張ることです。「どうせ結果が出ないから」とか、「どうせ無理だから頑張らない」、では人としての成長が伴わない上に、結果を受け止め前に進めません。また、「結果が悪かったら、今までやってきたことは無駄だ」という人もいますが、頑張ったことで成長できること、前に進むことができることを考えると、決して無駄ではありません。必ず未来に活きるものです。

志望校の決定は勉強することと同様に重要ではありますが、本当に大切なことは、自分の行きたい高校を志望校とし、そこに合格するために一生懸命に頑張って勉強することです。

良い受験とは、偏差値の高い学校に合格することではありません。良い受験かどうかは、受験をする前に決まっています。受験結果はどうあれ、頑張った受験生は人として成長と言うご褒美が与えられるからです。

 

最後にいぶき学院では、中3生が志望校を決定するにあたり記入する用紙があり、毎年このようなシートを使用しています。学校で重要視したいこと、やりたいこと、将来の夢などを書いきながら志望校を決めていきます。

 

 

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