人には2通りのタイプがいると思います。それは、「何とかして欲しい」と考える人と、「何とかする」と考える人です。
「何とかして欲しい」と考える人は、上手くいかないと何かのせいにする人です。例えば、会社をリストラされると会社のせい、生活が苦しいと国のせい。中高生ならば、合唱コンクールや文化祭などの行事でうまくいかないと、犯人捜しをするかもしれません。でも不思議なことに上手くいったことは、自分のお手柄にします。何かのせいにするために、言い訳が多くなりがちです。『言い訳は成長の敵』ですから、当然のこととして人間としての成長はあまり期待できません。何かのせいにするために、家族や友人との関係も芳しくなく孤独になりがちです。
それに対して、「何とかする」と考える人は、上手くいかなくても自分で解決を図ります。例えば、会社をリストラされたり、生活が苦しくなったりしても、原因が自分にあると考え、全てを受け入れ現状を打破しようとします。合唱コンクールや文化祭などの行事でうまくいかなくても、皆を励まし次に向けて前進できます。上手くいったことは皆のお手柄となります。率先して仕事をするため、周りからの人望も厚くなり友達が多くいます。「何とかして欲しい」と考える人と比べて、遠く先の夢を持っている気がします。
勿論、「何とかする」と考えても、自分一人では難しかったり、すぐに解決を図れなかったりします。その場合は、誰かの協力が必要になると思いますが、『天は自ら助くる者を助く』ですから、きっと良いことがあるはずです。子供たちには、自分が「何とかする」人間になって、沢山の人を助け合い、幸せに生きて欲しいものです。