「学校休校で遅れた学習をどう取り戻すのか」
いぶき学院 学院長 鈴木正之
「学校休校で遅れた学習をどう取り戻すのか」これは極めて大きな問題です。
学校全体が進んでいないから学校に合わせれば大丈夫とは言っていられません。理由は2つあります。学校間格差が大きく開いていることと、個人差が開いていることです。休校中の学習は学校に委ねられていたため、学習(課題)内容が学校によって大きく異なること、学習のさせ方が異なっていたため同じ内容でも学力差が大きくなっていることを休講明けに確認できました。さらに、個人差はかなりついていて、学びを止めずしっかり学習していた子と比べて、うまく学習できなかった子は丸3か月分の学習が遅れていることが理由です。
受験生は特に深刻になっています。他学年は時間をかければ少しずつ差を埋めていくことは可能ですが、受験生はそうはいきません。
中学受験生は6か月後に、高校受験も7か月後に私立高校、7か月半で都立高校、大学受験生も約6か月後に共通テストが終わってしまいます。
だからこそ、冷静に現状を把握して分析する必要があります。慌てて学習塾の夏期講習に申し込んで取り返しがつかないことになるかもしれません。いぶき学院の夏期講習や夏期学習についても危険ですので、簡単にお申し込みはしないようにしてください。我々も無責任なことはしたくありません。
相談をさせていただき今後の学習の方針と対策を考えてまいります。学習塾選びにつきましては、その子に合う学習塾で学習をしてください。いぶき学院でできることをご提案しますので参考にされてください。
多くの学習塾は学校の夏休みが少なくなったことで、経営が厳しい状況にあります。それはいぶき学院も例外ではありません。ですから、多くの学習塾は学校の夏休み前から、当初の予定通り夏期講習を開始します。しかし、学校あっての小中高生です。学校の授業や行事を大切にして欲しいです。特に高校受験生は学校の勉強も大切にする必要があります。夏期講習が子供たちの為なのか学習塾の為なのかと考えさせられます。同業者に対して物申すことはしたくはありませんが、何のために学習塾をやっているのかを私自身に問いかけると、子供たちの未来の幸せが社会に豊かさをもたらすという当たり前のことを実現するため、教育でしか社会を変えられないから・・・。
きれいごとを言ってしまいましたが、当塾も塾生がいなければ成り立ちません。塾生には来て欲しいです。これが本音です。当塾が成り立たなければ日本を良くする活動ができなくなるからです。でも子供たちにはコロナに負けず、学びを続けて欲しいということ、自分に合う学習塾で楽しく勉強をして欲しいと思っていることも本音です。そのために私も精一杯活動してまいります。
※ご相談の予約はお電話でお願いいたします。